年の差婚を親に反対されたとき、私はこうやって乗り越えました。

「親に結婚を反対される」のは年の差カップルのお悩みあるあるですよね。私は14歳年上の主人と結婚をしたのですが、両親に結婚を反対されてから和解するまでに1年以上かかりました。

自分の両親と主人。私にとってはどちらも大切でかけがえのない人なので、両者の険悪状態が長く続いた頃は精神的にとてもつらい思いをしました。ここでは、両親に年の差婚を反対されてから和解するまでの体験談を書いていきたいと思います。

まずは母親だけに「結婚の報告」

26歳の誕生日に「結婚してください」と主人からプロポーズされました。プロポ―ズって本来は人生の中で一番幸せな時間のはずですよね…。でも私の場合は、うれしさよりも「どうやって親を説得しよう」という不安のほうが大きかった気がします。

というのも、主人と付き合い始めた頃に私の実家に主人を連れて行ったことがあり、その数日後に母からメールで、「お父さんはあんまり彼のことを気にいらなかったみたいよ。結婚はなしだって言ってたからね。一応報告しとく」と言われていたからです。

年齢が14歳離れているうえに、主人は長男なので「結婚したら絶対苦労するわよ」「あなたに長男の嫁が務まるわけがない」と猛反対されていたのです。

ビクビクしながら母と食事にでかけたときに、「実は先月の誕生日に彼からプロポーズをされたの」と報告すると…

「はぁ?!!ちょっと待ちなさい。先月お姉ちゃんが結婚したばかりなのに…あんたまで何?!まだいいじゃない…」と呆れ顔。

まぁ想像通りのリアクションだったとはいえ、結婚を歓迎されていないことに深く傷つき、私はすっかり萎縮してしまいました。

近況報告はやっぱり大切

今振り返ってみると、交際をしている段階から彼との近況をマメに両親へ話しておけばよかったなぁと思います。

もともと自分の恋愛を親に報告するタイプではなかった私。なんか照れくさかったというのと、主人をはじめてあわせたときの母親の言葉が胸に深く刺さっていたからです。

久々に実家に帰って「最近彼がね…」なんて話をすると、母親が不機嫌になるんじゃないか…と気がかりで、ずっと主人の話題を避けてきました。

案の定、プロポーズの報告をすると、「あんた、その彼のこと何も言ってこないじゃない。本当に結婚したいなら、親を説得しないとだめよ」と言われてしまいました。

母の気持ちを気にしすぎるあまり、彼の話題を避けていたわけですが、それが結果として裏目に出てしまったのです。

両親との顔合わせ

結婚の報告をしてから1か月後、母からメールが届きました。

母:「とりあえずお父さんには報告しました。会うだけ会ってくれるそうです」

年が明けて1月。近くのレストランで食事をしました。重々しい空気で食事が喉を通らなかったことを覚えています。

なかなか肝心の一言を切り出せない主人。食事をはじめて1時間ほど経過したころ、ようやく「(省略)~結婚させていただけないでしょうか」の言葉が。すると、父がこう返しました。

父:「単刀直入に話すと、私たちはあなたたちふたりの結婚を良く思っていません。あなたのことを悪くいうようで申し訳ないけれど、条件だけみると親としてはかわいい娘を嫁にやることはできないんですよ」

結局、その場はどんよりした感じで、「また改めます」ということで終わりました。

その日の夜、父親から「なんで結婚したいのかわからない。もう一度考え直してほしい。幸せになれるわけがない」というメールが送られてきました。

プロポーズから数カ月の出来事を経て、親の言葉がこれほどまでに胸に深く刺さり、涙が止まらない自分を情けなくなりました。

親元を離れて3年以上たっていましたが、精神的にはまったく親離れができていなかったんだなあ…と思います。

沈黙の4カ月…

それから4カ月ほど沈黙の状態が続きました。本来ならば自分たちから「会ってください」と積極的にお願いをすべきだったのですが、私たちはすっかり落ち込んでしまい、これといって何も行動できずにいたのです。

そんなとき、母親から「彼をお家に連れてきなさい」と連絡が。また怒られるのかなぁ…と実家へ戻ると、「お父さんと話し合いをした結果、ふたりの結婚をOKすることにしたのよ。あとは好きに進めなさい」と言われました。

プロポーズから半年、いろんなことを言われてつらかったけど、ようやく解放されるんだ!やったね…!とノリノリで、結婚の準備をはじめました。式場探し、結婚指輪、両家の顔合わせ…わずか1か月の間にいろんなことを決めていきました。

浮かれていたのもつかの間

結婚の許しをもらってから1か月後。母親から電話があり、「あなたたち結納はどうするの?」と聞かれました。

「とくに形式にこだわってないから、両家で食事会をするだけでいいかなと思うんだけど…」と答えると、「あらそう…」と浮かない母。

後日、主人と実家へ遊びに行くことがあったのですが、その2日後、母親からまたメールが届きました。

母:「Aさん(主人)はあなたのことを本当に大切に思ってるのかしら。お母さんにはそう思えません。普通はAさんのほうから「結納は本当にしなくていいのでしょうか」と確認するのが常識だ。40歳すぎてそんな常識も知らないなんて、やっぱり結婚は許せない」

と言われました。本当に大変だったのはここからでした。

母:「どんなに待っても、お母さんの気持ちは変わらないから。結婚するならあなたたちで勝手にすればいいじゃない。そのかわり親戚付き合いは一切なしだからね。それがどういう意味だか分かるわよね?」

こんなことを延々と言われました。

主人が謝罪をしに実家へ出向いたり、手紙を書いたりしましたが、何をしても裏目に出るばかり。険悪な状況は変わらないまま、また4カ月が経過しました。

別れを思いとどまらせてくれたのは…

その後の数カ月間は、本当につらいものでした。結婚のことが原因で主人とけんかすることも増え、両親との溝も深まるなか、「やっぱり別れたほうがいいのかな…」と結婚相談所の資料を取り寄せたこともありました。

それでも主人と一緒に部屋で過ごし、くだらないことで笑い合える関係は、以前と変わらず居心地のいいものでした。主人の笑顔をみるたびに心が癒され、この平穏な時間がずっと続いたらいいのに…という思いが別れを踏みとどまらせてくれました。

母親からつらい言葉を浴びせられ落ち込んで主人に八つ当たりすることもしょっちゅうでしたが、主人はいつでもやさしく受け止めてくれました。結局、そのことが結婚の決め手になったと思います。

険悪ムードのまま入籍

精神的にすっかり疲れ切ってしまった私に代わり、主人は私の両親へ手紙や電話をしたり、直接会いに行ったりしてくれました。あってもひどいことを言われるだけなのに、本当によく耐えてくれたと感謝しています。

「結婚したい、という気持ちは変わらない」「彼は私のことをよく理解してくれているし、一緒になったら絶対に幸せになれると思うから」

両親に何を言われても結婚の気持ちは変わらないということを伝え続けました。最終的には、「もう好きにしなさい」と言われ、プロポーズから1年後の私の誕生に入籍をすることに。

両家の顔合わせも、結婚式の予定も何も決まっていませんでしたが、このまま両親の気持ちが変わるのを待っていても、先に進まないと判断したので、とりあえず新居を探して入籍だけ入れることにしました。

マメに近況報告をして両親を安心させた

入籍をしてから私の気持ちも吹っ切れ、両親も諦めがついたせいか、結婚以前よりも主人の話をよくするようになりました。

「今日はふたりでこんなところに行ってきた」
「晩御飯に肉じゃがを作った」

など、他愛もない日常生活をまめに報告するようにしたことで、両親も少しずつ安心してきたようです。入籍の2か月後に主人と実家へ遊びに行き、父から「結婚までいろいろとあったけど、これからは仲良くやっていきましょう」と歩み寄りの言葉をもらうことができました。

絆を強く持って、行動しよう!

年の差を気にしない人もいれば、「絶対に反対!」と理解してくれない人もいます。どんな理由であれ両親に結婚を反対されると、「本当に彼と結婚していいのだろうか」と気持ちが揺らぐものです。

そういうときは、とにかくふたりの絆を強く持つこと。彼と結婚生活を送るのは両親ではなく「アナタ」です。自分の幸せは自分で決めると強い気持ちを持ちましょう。

私の体験談からもわかるように、「時間」が解決してくれる問題もあります。「結婚は両親の同意が得られてから」と考える方も多いでしょうが、自分たちなりに両親を説得しても状況が変わらない場合は、少し強引に行動してしまうのも一つの選択肢だと思います。

幸せな未来を想像して、前向きな気持ちで結婚と向き合ってみてくださいね。